商品の基本知識

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「商品」って…何?・・・「売ることを目的に生産され、『市場』で売り買い(取引)されるモノ。」

では、さらに「商品」の類型とそれぞれの特徴について考察してみましょう。

①商品とは何?

市場で売買の対象となる商品とは →

商品の特性を理解し、特性に合わせた運営の為にまず、基本の基本を確認・整理・理解します。

  • 財物(モノ): 食材、ティッシュ、消費財など
  • サービス: 宅配便、クリーニングなど
  • システム: インターネット接続など
  • 権利: 著作権、商標など
  • 技術: 特許、実用新案など
  • 情報: 新聞、雑誌など

商品コンセプト = 「( )

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商品の意味

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消費者に提示し、理解されるように努力する

  • ふさわしい商品名(ネーミング)
  • ふさわしい価格
  • ふさわしい売場
  • ふさわしい売り方
  • 分かりやすい商品説明
  • 内容が伝わる表示 メッセージ
  • 消費者の理解が深まり購買意欲が高まるような宣伝
  • 販売に付随するサービスの提供
  1. ニーズ対応型コンセプト ( )に商品コンセプトを適合させる

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    既存の消費者ニーズ

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  2. シーズ展開型コンセプト ( )などにより、需要を探し出す

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    今までにない材料や技術

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利益・収益を得る

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満足・便益を得る

②商品の品質(3要素)品質とは:

消費者が満足を得る質的な要素
→ 消費者はどのような商品を求めるか?その段階は?
→ それぞれの段階での価格設定へと繋がっていききます。

  1. 一次品質

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    商品そのものの機能、性能、有効性

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  2. 二次品質

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    興味、趣向、ライフスタイルなど個人の感性面

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  3. 三次品質

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    流行、ブランド、ステイタスなどの社会的評価

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③制度分類

統計的に集計することで経済状況つまり主観でなく客観的に商品をを理解しやすくなります。

  1. 日本標準商品分類
    日本で生産されている商品を統計的に把握する分類
    商品の統計的把握
    ・大分類 10
    ・中分類
    ・小分類
    ・細分類
  2. 日本標準産業分類
    「卸売業・小売業」などの分類
    産業レベルでの経済活動の統計
    ・大分類 20
    ・中分類
    ・小分類
    ・細分類
  3. 日本標準業態分類
    労働や就業の状況を把握する
    ・大分類 12
    ・中分類
    ・小分類

④商品の分類~慣用分類

消費者の購買慣習からの分類(マーケティング学者のコープランドによる)
→ 商品展開商品回転率利益運転資金等を検討する基本要素です。

  1. 最寄品
    ・使用頻度、消耗品度、購買頻度が高く、時間や労力をかけずに購入する。
    ・自宅の近くの店舗で購入する。
  2. 買回品
    ・比較的高価で、店舗をいくつか回って価格や品質を比較、検討する。
    ・繁華街などに出向いて比較しながら購入する。
  3. 専門品
    ・価格が高く、購買決定までに多くの時間と手間をかけて検討する。
    ・広域的な専門店で店員のアドバイスを聞いて購入する。
最寄品 買回品 専門品
価格 大差ない 比較的高価 高価
購入頻度 高い 低い 極めて低い
商品知識 品質や内容をよく知っている 購買、使用の目的を比較的よく知っている 専門的なアドバイスや情報が必要
購入場所 比較的住居の近く 幾つかの店を回り比較検討する 広域
購入時間や労力 かけない かける かなりかける

⑤商品の本体要素

  • 消費者に満足を与える「( )」を持っていなければならない。

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    機能

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  • 機能の発揮される程度=「( )」が消費者に評価される。

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    性能

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  1. 機能
    商品そのものが持つもので、包丁は「切る」ということ。
  2. 性能
    機能が発揮される程度のこと。包丁での場合「よく」切れるということ。
  3. 意匠登録制度
    意匠とはデザインのこと。意匠登録を受けると、その意匠、および類似する意匠を独占的、排他的に利用する権利が得られる。
  4. グッドデザイン選定(Gマーク)制度
    用途、機能性があり、独創的、美的価値のある商品であることを推奨する制度。
    工業製品からビジネスモデルやイベント活動など幅広い領域を対象とする。
    2006年の応募総数は約2,900点であり、毎年の授賞点数はおよそ700点から1300点になる。
    受賞した製品等にはGマークを表示することができる。(最低20万円~でPOPやパンフレットに使用することができる。)

ブランドネーム

ブランドの中核をなすもの。ブランド選定時に考慮すべきこと

  1. 単純で覚えやすい
  2. 読みやすい(発音しやすい)
  3. 親しみやすい
  4. 商品を連想させる
  5. 独自性がある

ブランドマーク

商品本体、包装、広告、社内封筒・便箋など

  1. あらゆる印刷物につけられる
  2. つねに消費者の目に触れ視覚的な印象を与える

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