SEOを頑張った会社より、最後に残った会社の話。

最近、ネットマーケティング会社さんから営業を受けました。

Google口コミ、動画活用、SEO対策…。

検索上位を狙い、もっと多くの人に見つけてもらうことで、
集客や売上を伸ばしていきませんか、というお話でした。

もちろん、それ自体を否定するつもりはありません。

むしろ実は、私たち自身も、かなり早い段階からそういう取り組みをしていた側でした。


今から十数年以上前。

まだ日本の中小企業でSEOという言葉が広がり始めた2010年頃、
私たちは、ある分野のGoogle検索で、日本全国規模でも1ページ目に表示されるところまで行ったことがあります。

当時としては、地方の商店規模としてはかなり珍しかったと思います。

検索順位を上げるために、

  • ホームページを調整し

  • 情報発信を増やし

  • コンテンツを積み上げ

  • ネット導線を整え

かなりの時間と労力を掛けていました。

でも、その後、ある時ふと思ったんです。

「これ、本当に今の私たちに必要なんだろうか?」と。


もちろん、問い合わせ自体は増えました。

ただ、全国から問い合わせが来るようになると、

  • 実際には対応できない地域だったり

  • 移動コストが合わなかったり

  • 説明対応だけで終わったり

  • 継続につながらなかったり

地方企業としての現実とのズレも見えてきました。

結果として、

“検索上位を維持するために掛ける労力”

と、

“実際に会社へ残る価値”

のバランスに、少し疑問を感じるようになったんです。

そして私たちは、

「検索順位を追い続けること」

そのものを目的にするのを、やめました。


もちろん、情報発信自体は今も続けています。

ホームページも、SNSも、ブログも、動画も使っています。

でも今は、

“とにかく広く集める”

というより、

“必要な人に、自然に届けばいい”

くらいの感覚に近いかもしれません。


そしてもうひとつ、長年地域で仕事をしてきた中で感じることがあります。

実は、過去に地域の同業者さんの中には、

  • Google口コミ

  • SEO

  • 動画発信

  • SNS

  • 検索露出

など、私たちよりはるかに積極的に取り組まれていた会社もありました。

検索すると、いつも上位に出てくるようなお店です。

でも、その多くは、今はもうありません。

反対に私たちは、

広告費を大きく掛けることより、

  • 既存のお客様との関係

  • サービス内容

  • 継続性

  • コミュニティ

  • 紹介

を大切にする方向へ少しずつシフトしていきました。

その結果として、ありがたいことに、今も事業を続けることができています。


だから最近は、

「マーケティング」

という言葉を聞くたびに、少しだけ思うんです。

本当に大切なのは、

“どれだけ多くの人に見られるか”

ではなく、

“どれだけ長く思い出してもらえるか”

なのかもしれない、と。


もちろん、検索順位も、口コミも、動画も大切です。

ただ、それは“目的”ではなく、あくまで“手段”。

地方の商店規模であれば、

  • 無理に良く見せること
    より、

  • 続けられる形を作ること

のほうが、実はずっと大切なのかもしれません。

そして私たちは、そんな経験を重ねる中で、

  • 情報発信

  • ホームページ運営

  • SNS活用

  • コミュニティ維持

  • 既存顧客との接点づくり

なども、できるだけ無理なく、低コストで続けられる形を少しずつ整えてきました。

すると最近では、

「うちでも、こういう運用ってできませんか?」

と、同じような悩みを持つ会社さんからご相談をいただくことも増えてきました。

そのため現在は、実際に自分たちで続けてきた経験をもとに、情報発信や運営設計のお手伝いをすることも、仕事のひとつになっています。

もし同じように、

「広告を増やし続けることに少し疲れている」

そんな会社さんがあれば、私たちの経験も何か参考になるかもしれません。




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