事業者のなかには、ビジネス書を読みあさり、ビジネス関連の講演に熱心に通う人がいます。
もちろんそれ自体が悪いわけではありません。
ですが──そこに群がる人々の姿に、私は常に違和感を覚えます。
「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ。」
― オットー・フォン・ビスマルク
本や講演を行う人たちは、その活動によって稼いでいるのです。
つまり、彼らの顧客になっているだけであり、そこにどっぷり浸かってしまうのは「学び」ではなく「消費」にすぎません。
発信者の本当の得意分野とは?
彼らが本当に精通しているのは、事業そのものではなく、情報を魅力的に「集め」、さらに「発信する」こと。
実際にビジネスの現場で成果を出しているわけではないことも少なくありません。
「知識には二種類ある。自分で知っていることと、どこでそれを見つけられるかを知っていることだ。」
― サミュエル・ジョンソン
つまり、表面的な知識や上っ面の事例を学ぶだけでは、実際の事業成長に直結しないのです。
表面的な学びの限界
セミナーや書籍から得た情報で一時的な効果が出たとしても、それは多くの場合「偶然」や「副次的な結果」にすぎません。
根本の思考法や実体験に基づく判断力が伴わなければ、すぐに壁にぶつかってしまいます。
「本を読んで成功する人はいない。行動して成功するのだ。」
― アンドリュー・カーネギー
誰から学ぶべきか?
もちろん「現役でビジネスをしている人」が発信している場合もあります。
しかし、発信に軸足が移った時点で、その人は「現場の勝者」から「情報発信の事業者」になっている可能性が高い。
だからこそ、本当に学びたいなら、自分の進む方向性のトップにいる人、つまり「その分野で最も結果を出している人」から直接学ぶべきなのです。
「一流から学べ。二流からは何も学ぶな。」
― ジャック・ウェルチ
残れるのは一握り
学びの相手を間違えれば、どれだけ努力しても道を誤ります。
一方で、本物のトップに触れることができれば、その一瞬が数年分の成長をもたらすことさえあります。
「師を選ぶとは、未来を選ぶことである。」
― 無名の格言
実際、日本で30年以上事業を続けられる会社は 0.02% にすぎません。
つまり、ほとんどの事業者は途中で行き詰まり、姿を消しているのです。
だからこそ、効率よく、そして本質的に進まなければ、
そもそも人生を通じてビジネスを続けることなど困難なのです。

