いよいよ出店計画…という項ですが、ここに至るころには既に出店について決まっていることも…( ̄▽ ̄;)
…ですが、広告や各種戦略を進めるうえで知っておいて損はない!(`◇´)ゞ
概要
①商圏の基本知識
商圏とは
小売店舗、商店街やショッピングセンターなどの商業集積における、顧客吸引力の及ぶ地理的、あるいは時間的な面の広がりのこと。
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- 地理的側面からの限界 小売店から何km以内?
- 時間的側面からの限界 来店まで何分以内?
商圏の区分
自店 スーパーマーケットの場合
第一次商圏 車で( )分以内 show more 5分 show less |
第二次商圏 車で( )分以内 show more 10分 show less |
第三次商圏 車で( )分以内 show more 15分 show less |
商圏範囲の測定・設定方法
- 来店客や来街者などに対するアンケート調査
- ポイントカードや自社カードなどのカード会員の利用実績
- 電子地図や住宅地図などの詳細な地図による推定
- 小売店への主要道路の所要時間や道路事情を勘案した推定
- ハフモデルやライリーの法則など統計モデルによる推定
<1>商圏の種類
⑴ 小売店の単独商圏
- コンビニエンスストアやスーパーマーケットなどの一店舗当たりの商圏
⑵ 商業集積の商圏
- ショッピングセンターなどの商業集積の集客力が及ぶ範囲
- 核となる大型店の魅力に影響される
⑶ 都市の商圏
- 周辺都市からの吸引力の及ぶ範囲
- 人口、商店数、産業構造に大きく左右される
- GMSを核とする1~3万㎡規模のSCでは商圏5~10km
- ( )や( )の商圏は半径20~50kmに及ぶ
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都道府県庁所在地や大都市show less
- 商業力指数
= (都市の小売業販売額 / 都市の行政人口)
/ (都道府県の小売業販売額 / 都道府県の行政人口)
※100%を上回るなら吸引、下回るなら流出
都市の商圏
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<2>商圏範囲の測定
ハフモデル
- 消費者がその店舗で買い物する確率は、( )に比例し( )に反比例する。
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売り場面積に比例し店舗までの距離に反比例show less
ライリーの法則(小売引力の法則)-第一公式
- 都市Aと都市Bの中間にある都市において、都市A、都市Bへ流れる小売取引の比は、それぞれの( )に比例し、( )に反比例する。
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都市の人口に比例し、距離の二乗に反比例show less
コンヴァース(小売引力の法則)-第二公式
- 都市Aと都市Bの中間の町から、小売販売額がすべて同じ割合でAとBの両方に吸収されると仮定した場合、中間の町を両都市の( )とみなすことができる。
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小売商圏分岐点(AとB2つの都市の小売商業の影響の等しい境界点)show less
コンヴァース(新・小売引力の法則)
- 商業中心地である都市と、その商圏内又は商圏の近くにある消費者の居住する都市は、ほぼ( )し、( )して、( )を分け合う。
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両者の人口に正比例し、慣習因子の二乗に反比例して、消費者の居住する都市の小売販売額を分け合うshow less
人口構造
- 小売店の客層は、人口、世帯数とその推移、職業別人口などによって変化する。
- 昼夜人口比率や、自然増減と社会増減なども地域特性を見るうえで無視できない。
商圏に影響を及ぼす要因
人口 |
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世帯数 |
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住居 |
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所得水準 |
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産業構造 |
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②競争店調査の基本知識
競争店調査定期的に競争店(ストアコンペティター)に出向いて、競争店調査(ストアコンパリゾン)を行う。
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- 自店との顧客層の違い
- 品ぞろえや価格の違い
- 店舗施設や接客対応などの実態観察
競争店舗調査の流れ
- 競争店の強みと弱みを把握
強み 弱み 品ぞろえ 品質 集客に優れた時間帯 - 1.の情報を比較し、自店の強みと弱みを知る
- 自店の弱み克服のために改善計画を立てる
- 究極の目的は地域経済発展への寄与